あなたは、
- 家族の健康を守りたいので、免疫力を上げる方法が知りたい
- 将来の健康が不安なので、今のうちに免疫力を上げたい
- 感染症や病気にかからないように、免疫力を維持していきたい
とお考えではありませんか?
免疫力が低下すると、体調を崩しやすく、日常生活にも影響があるので困りますよね。
結論から言うと、免疫力を上げて維持していくには、「食事」「運動」「睡眠」などの生活習慣を見直すことが必要です。
免疫力を上げる具体的な方法は、以下の8つです。
- 腸内環境を整える
- 栄養バランスの良い食事をする
- たっぷり睡眠をとる
- ストレスを解消する
- 適度に運動をする
- カラダを温める
- 日光浴をする
- よく笑う
とくに腸内には、免疫細胞が7割も集まっているので、腸内環境を整えることは、免疫力を上げることに深く関わっています。
この記事を読むことで、免疫力を上げる方法や維持していく方法などがわかり、今後の健康面において意識できるようになります。
また、免疫力を上げるオススメの食べ物も紹介しているので、料理する際にも役立ちます。
具体的には、
1章で免疫力を上げる8つの方法
2章で免疫力を上げる食べ物・飲み物【一覧】
3章で免疫力を上げる食事方法
4章で免疫力を維持するための生活習慣
5章で免疫力を下げてしまう「決してやってはいけない」こと
について説明します。
この記事を読んで、免疫力を上げて健康的な毎日を送りましょう。
1章:免疫力を上げる8つの方法

はじめに、免疫力には自然免疫と獲得免疫があります。
このほか、自分で免疫力を上げる方法として、生活習慣を見直すことが大切です。
具体的には、以下の8つの方法があります。
- 腸内環境を整える
- 栄養バランスの良い食事をする
- たっぷり睡眠をとる
- ストレスを解消する
- 適度に運動をする
- カラダを温める
- 日光浴をする
- よく笑う
それぞれ説明します。
1-1:腸内環境を整える

免疫力を上げる方法1つ目は、腸内にある善玉菌を増やし、腸内環境を整えることです。
免疫細胞の7割が腸内に集まっているので、腸内環境を整えることで、悪玉菌の増殖を抑えられます。
具体的には、
- 善玉菌(ビフィズス菌・乳酸菌)が含まれている「発酵食品」
- 善玉菌のエサとなる「食物繊維」「オリゴ糖」
これらを積極的に摂取することです。
※具体的な食べ物については、2章で紹介します。
また、腸内には善玉菌や悪玉菌のほかに、日和見菌も存在します。
これらは、
【善玉菌2割:日和見菌7割:悪玉菌1割】
のように、バランス良く存在することが大切です。
1-2:栄養バランスの良い食事にする
免疫力を上げる方法2つ目は、栄養バランスの良い食事にすることです。
とくに「5大栄養素」を意識して摂取することで、腸の働きが活発になり、腸内環境が整っていきます。
和食や具が多く入ったスープは、栄養バランスに優れているのでオススメです。
1-3:たっぷり睡眠をとる
免疫力を上げる方法3つ目は、たっぷり睡眠をとることです。
睡眠が足りていないと、疲れを感じやすく、免疫力も低下します。
人は眠っている間に成長ホルモンが分泌され、昼間の疲れを回復したり、免疫機能を強化したりと、睡眠はカラダにとって重要な役割があります。
理想の睡眠時間は7~8時間ですが、とくに大事なのが「時間」よりも「質」です。
質の高い睡眠のため、毎日決まった時間に起きたり、寝る前はリラックスしたりなど工夫をしましょう。
1-4:ストレスを解消する
免疫力を上げる方法4つ目は、ストレスを解消することです。
現代社会は、ストレスが非常に溜まりやすいので、溜め込まず解消することも大切です。
具体的には、
- 湯舟に浸かってリラックスする
- 大きく深呼吸をしてみる
- たっぷりの睡眠や適度な運動をする
- 物事をあまり深く考え込まない
- 誰かとおしゃべりする
など、自分に合ったストレス解消法を見つけておきましょう。
1-5:適度に運動する
免疫力を上げる方法5つ目は、適度に運動することです。
カラダを動かすと、体温が上がり血行も良くなります。
全身に酸素や栄養素が巡るので、免疫細胞が活発化します。
ただし、激しい運動はカラダにストレスを与え、逆に免疫力の低下につながるので、気持ち良いと感じる程度の運動にしましょう。
日常的に取り入れやすい「簡単な運動」からはじめ、カラダを動かす意識をしましょう。
できれば「少し息が上がる軽い運動」も、週に2回以上は取り入れると良いです。
1-6:カラダを温める
免疫力を上げる方法6つ目は、カラダを温めることです。
免疫細胞が正常に機能するのは、「36.5℃」と言われており、体温が1℃上がると免疫力も上がります。
まずは数日間、おなじ時間帯に体温を計り、自分の平熱を知ることからはじめましょう。
また、カラダを温めるには、以下のような方法がオススメです。
- 40℃の湯舟に10分くらい浸かる
- 軽い運動をする
- 朝や寝る前に白湯を飲む
- しょうが湯を飲む
- 腹巻をする
など
1-7:日光浴をする
免疫力を上げる方法7つ目は、日光浴をすることです。
太陽の光には、免疫力を上げる効果があり、体内に免疫機能を調整してくれる、ビタミンDが作られます。
ビタミンDは、年齢を重ねるごとに減少するので、毎日15~20分は日光浴の習慣をつけると良いです。
また、朝起きたらカーテンを開けて朝日を浴びると、体内時計がリセットされます。
生活リズムを整えるのにオススメです。
1-8:よく笑う
免疫力を上げる方法8つ目は、よく笑うことです。
人の笑顔を見たり、自分が笑ったりすることで、体内のNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化し、免疫力を上げてくれます。
※NK細胞とは、生まれたときから体内に備わっている自然免疫のひとつです。
毎日笑顔で過ごすことが、健康のカギになります。
2章:免疫力を上げる食べ物・飲み物【一覧】

免疫力を上げる方法として、食生活を見直すことも大切です。
とくに腸が喜ぶ食べ物を積極的に取り入れましょう。
具体的には、以下の8種類の成分がオススメです。
- 【発酵食品】納豆、味噌、ヨーグルトなど
- 【食物繊維】ごぼう、きのこ、海藻など
- 【オリゴ糖】はちみつ、とうもろこし、バナナなど
- 【ビタミン】緑黄色野菜、キウイフルーツ、ナッツなど
- 【タンパク質】卵、肉、大豆など
- 【ミネラル】海藻、するめ、ココアなど
- 【オメガ3系脂肪酸】魚の油(EPA・DHA)、アマニ油など
- 【ポリフェノール】赤ワイン、緑茶、コーヒーなど
それぞれ説明します。
2-1:【発酵食品】納豆、味噌、ヨーグルトなど
発酵食品は、腸内環境を整えて免疫力を上げます。
そのままでも食べやすい物が多いので、積極的に取り入れましょう。
■発酵食品を取り入れたオススメ料理
味噌汁、豚キムチ、フルーツをトッピングしたヨーグルトなど
2-2:【食物繊維】ごぼう、きのこ、海藻など
食物繊維は、腸内の善玉菌を増やしてくれます。
また、2つのタイプがあり、水に溶けやすい性質の「水溶性」と、水に溶けにくい性質の「不溶性」に分かれます。
これらを1:2のバランスで摂るのが良いです。
■食物繊維が摂れるオススメ料理
きのこの和風パスタ、切り干し大根など
2-3:【オリゴ糖】はちみつ、とうもろこし、バナナなど
オリゴ糖は、食物繊維と同様に、腸内の善玉菌を増やしてくれます。
ただし、一度に多く摂りすぎるとお腹が緩くなるので、適量にしましょう。
■オリゴ糖が摂れるオススメ料理
きんぴらごぼう、はちみつバナナヨーグルトなど
2-4:【ビタミン】緑黄色野菜、キウイフルーツ、ナッツなど

ビタミンには13種類もあり、効果もそれぞれ違います。
この記事では、免疫力を上げるオススメのビタミンに絞って、以下の4つを紹介します。
■ビタミン豊富なオススメ料理
野菜たっぷりのラタトゥイユ、生野菜サラダ、野菜のスムージーなど
2-5:【タンパク質】卵、肉、大豆など
タンパク質は、免疫細胞を作るのに必要な成分なので、不足すると免疫力の低下につながります。
■タンパク質が摂れるオススメ料理
鶏胸肉の照り焼き、鮭のホイル焼きなど
2-6:【ミネラル】昆布、わかめ、ココアなど
ミネラルは、体内で作られないので、食べ物から積極的に摂取する必要があります。
ミネラルと言っても16種類もあり、その中でも免疫と関係してくるのは6種類です。
とくに、魚介類に多く含まれています。
また、ココアは、カルシウム・亜鉛・マグネシウム・鉄などのミネラルが豊富に含まれているのでオススメです。
■ミネラルが摂れるオススメ料理
わかめの酢の物、かきフライなど
2-7:【オメガ3系脂肪酸】魚の油(EPA・DHA)、アマニ油など
オメガ3系脂肪酸は、正常な免疫機能を保ち、炎症を抑える効果があります。
カラダで作ることができないので、積極的に摂取することが必要です。
■オメガ3系脂肪酸が摂れるオススメ料理
いわしの唐揚げ、さばの味噌煮など
2-8:【ポリフェノール】赤ワイン、緑茶、コーヒーなど
ポリフェノールには、抗酸化作用があり、細胞を若々しく保つ働きがあるので、免疫力を維持するのに必要です。
■ポリフェノールが摂れるオススメ料理
牛肉の赤ワイン煮込み、りんご&にんじんのサラダなど
3章:免疫力を上げる食事方法

免疫力を上げるために、食事方法も意識するのがオススメです。
具体的には、以下の5つの方法があります。
- よく噛んで食べる
- 朝食は毎日しっかり食べる
- 発酵食品は夕食に取り入れる
- 玄米・もち麦を主食に取り入れる
- 具だくさんの味噌汁やスープを積極的に食べる
それぞれ説明します。
3-1:よく噛んで食べる
よく噛んで食べると、免疫物質が存在している唾液を多く分泌します。
できれば、30回以上はよく噛んで食べることを意識しましょう。
多く感じても、慣れると自然にできるようになります。
3-2:朝食は毎日しっかり食べる
朝食は決まった時間に毎日食べることで、生活リズムが整います。
また、血行が良くなり体温も上がるので、朝食は抜かないようにしましょう。
自律神経のバランスも維持できるので、朝食を食べることは、免疫力を維持することにつながります。
発酵食品は夕食に取り入れる
発酵食品は「夕食に食べるのが効果的」という決まりはなく、毎食にバランスよく取り入れるのが大切です。
夜は睡眠に向かって、カラダが「お休みモード」に入るので、腸が活発に動く時間帯になります。
そのため、毎食に取り入れつつ、夕食時は少し多めに食べるのがオススメです。
3-4:玄米・もち麦を主食に取り入れる
玄米には、ビタミン・食物繊維・ミネラルなどの栄養素を豊富に含んでいます。
もち麦は、善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維を多く含んでいるので、腸内環境を良くしてくれます。
玄米・もち麦を主食に取り入れることは、健康の維持にオススメです。
3-5:具だくさんの味噌汁やスープを積極的に食べる
温かいスープは、カラダを内側から温めるので、体温を上げて腸の働きを活発化させます。
具だくさんのスープを汁ごと食べることで、栄養を逃さず摂取できるのでオススメです。
4章:免疫力を維持するための生活習慣

免疫力を維持するには、生活習慣を崩さないように意識する必要があります。
具体的には、以下の4つを意識しましょう。
- 1日3食バランスの良い食事をする
- 適度に運動する
- 睡眠時間をしっかりとる
- ストレスを溜めない
それぞれ説明します。
4-1:1日3食バランスの良い食事をする
1日3食バランス良く食事をすることで、必要な栄養素を補えます。
なるべく毎日おなじ時間に食事をして、生活リズムを整えましょう。
腸の動きが活発化するので、免疫力も維持できます。
4-2:適度に運動する
適度な運動は、代謝が良くなり免疫力も上がります。
運動しない人に比べ、感染症などにかかるリスクが低くなります。
なるべく階段を上ったり、1駅だけ歩いてみたりなど、日常的にできる範囲からはじめましょう。
4-3:睡眠時間をしっかりとる
睡眠時間は必ず確保しましょう。
とくに22時~深夜2時の間は、免疫力が低下する時間帯です。
この時間帯は意識して、カラダを休ませましょう。
また、「質の高い睡眠」が大切なので、寝る前のスマホやゲームなどは控えた方が良いです。
4-4:ストレスを溜めない
ストレスを溜めないように、好きなことをしたり、お風呂でリラックスしたり、発散できる方法を自分なりに見つけておきましょう。
「質の高い睡眠」や「適度な運動」も、ストレス解消につながります。
5章:免疫力を下げてしまう「決してやってはいけない」こと

免疫力が下がると、健康面に大きな影響がでてきます。
免疫力を下げてしまう「決してやってはいけない」ことを5つ紹介します。
具体的には、以下のとおりです。
- 生活習慣の乱れ
- ストレスを溜める
- カラダを冷やす
- アルコール
- 喫煙
それぞれ説明します。
5-1:生活習慣の乱れ
「栄養」「睡眠」「運動」の不足や、ストレスが過度に溜まると、生活習慣が乱れて免疫力も低下します。
毎日おなじ時間に起きたり、朝食を食べたりなど、生活リズムを崩さないことが大切です。
5-2:ストレスを溜める
免疫細胞は自律神経と大きく関係しているので、過度にストレスが溜まると、自律神経のバランスが崩れます。
※自律神経とは、意識せずにカラダが自律的に働く神経のこと。
自律神経には以下の2種類があります。
- 交感神経:カラダの機能を活発化させる神経
- 副交感神経:リラックスや休息中に働く神経
どちらか一方に偏ると、免疫力のバランスも崩れていきます。
5-3:カラダを冷やす
カラダが冷えてしまうと、血行が悪くなり免疫細胞の働きが低下します。
免疫力が働く温度は、36.0℃~36.5℃です。
なるべくカラダを冷やさないように、湯舟に浸かったり、腹巻きを使用したりなど、体温を下げない工夫が必要です。
5-4:アルコール
適量のアルコールは、リラックスするのに効果的です。
ただし、過度に摂取すると交感神経が刺激され、副交感神経とのバランスが崩れます。
また、アルコールの度数によっては、喉の粘膜を傷つけ、菌やウイルスの侵入を防げなくなります。
自分に合ったアルコールと適量を把握し、休肝日を作ることも必要です。
5-5:喫煙
喫煙は有害物質を多く含んでいるので、カラダにさまざまな悪影響がでます。
免疫力が低下し、感染症や病気などにかかりやすくなります。
また、喫煙をしていない周囲の人にも影響がでるので、家族のためにも禁煙に取り組みましょう。
まとめ:免疫力を上げる方法は、8つの生活習慣を見直すことが大切
■免疫力を上げる方法8つ
- 腸内環境を整える
- 栄養バランスの良い食事をする
- たっぷり睡眠をとる
- ストレスを解消する
- 適度に運動をする
- カラダを温める
- 日光浴をする
- よく笑う
免疫力を上げる方法として、とくに重要なのが腸内環境を整えることです。
免疫細胞の7割が腸に集まっているので、腸内環境を意識した食生活が大切です。
また、免疫力を維持していくことも大切なので、生活習慣を整える意識もしていきましょう。
■免疫力を維持するための生活習慣
- 1日3食バランスの良い食事をする
- 適度に運動する
- 睡眠時間をしっかりとる
- ストレスを溜めない
「食事」「運動」「睡眠」「ストレス」は、免疫力の維持に欠けてはいけない生活習慣です。
毎日、規則正しい生活をして、家族みんなで健康的な日々を送りましょう。